コピルアク(ジャコウネココーヒー)本物と偽物の見分け方とその闇

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この記事はジャコウネココーヒーとも呼ばれるコピルアク(コピルアック)の本物と偽物の見分け方並びに闇について紹介します。

コピルアク(コピルアック)は、ルアック(ジャコウネコ)と言われるイタチ科の小動物の排泄物(フン)に含まれるコーヒーです。
コピルアクは古くからインドネシアの特産品として知られていましたが、生産量が少ない貴重品でとても高価な物でした。

しかし、最近バリ島を中心に観光客でも買える安価なコピルアクが出回っており、その価格と生産量から偽物ではないかという疑惑がささやかれています。

今回はバリ島在住の筆者が現地で調べた情報を基に、コピルアクの本物と偽物の見分け方並びに調査過程で分かった問題点・闇をご紹介します。

バリ島のお土産としてコピルアクを買い求められる事があるかと思いますが、その際、偽物を買ってしまったということがないよう、この記事を読みコピルアクへの知識を深めてください。
また、世界的に問題視されているコピルアクの闇についても、理解をしていただき、お土産として本当に買うべきかどうかも併せてご検討いただけると幸いです。

お土産として人気のコピルアク。
でも、コピルアク以外のお土産品って?なんて迷ったら、ぜひこちらの記事もご覧ください。
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コピルアク本物と偽物の違い

コーヒー

ここでは、コピルアクの本物と偽物の違いについて紹介します。
本物のコピルアクとは、自然の中でルアックが完熟したコーヒーの実を食べ、排泄したフンの中から取れるコーヒー豆の事です。

本物のコピルアクとは

本物のコピルアクは、野生のルアックが森の中で完熟したコーヒーの実を食べ、排出された糞に混ざったコーヒー豆です。

ルアックは完熟したおいしいコーヒーの実しか食べないので、高品質でおいしい豆が取れるのです。

偽物のコピルアクとは

偽物と言われるコピルアクには大きく分けて以下の3つがあります。

  • 養殖物
  • 混ぜ物
  • 芳香付けされたもの

各内容について詳しく説明します

養殖もの(飼育もの)

飼育しているルアックにコーヒー豆を食べさせて作ったものです。

野生のルアックではありませんが、ちゃんとルアックの体内を通って糞に混ざって出てきたコーヒー豆ですから、これを偽物というのはどうなのかという意見もあるんですね。
そこで、本当に野生のルアックの糞からとれたコピルアックはワイルド(野生)という名前を付けて区別していますが、本当に野生の物か疑問はあります。

飼育ものの中には熟していないB級品のコーヒーを食べさせて作ったコピルアクも存在するんです。
もちろん、そのようなコピルアックは香りも味もあまりよろしくないという事です。

混ぜ物

少量の本物のコピルアックに、普通の、豆を混ぜたもの。
豆を挽いてしまうと、区別がつかなくなります。

芳香付けされたもの

科学的な香りを付けたコーヒー豆。
香りは豊かに感じますが、味は普通の豆と何ら変わりありません。

混ぜ物や芳香付けの物は論外ですが、養殖物については偽物とは言い切れないところがります。ただし、品質や動物虐待の問題があります。

コピルアックの本物と偽物の見分け方

ルアックの写真

コピルアクの本物と偽物を見分ける方法ですが、以下の方法があります。

  • コピルアクの味で見分ける
  • コピルアクの値段で見分ける
  • 販売しているお店のレベルで見分ける

この内容について、詳しく説明していきます。

コピルアクの味で見分ける

本物のコピルアクは、芳醇で複雑な味がします。
同じ品種の豆でも、その違いは明確で、一度味わったら、忘れられない記憶としてのころでしょう。

と、あるお店の広告には載っていましたが、コーヒーマニアやプロでなければその味の違いは判らないと思います。
これがコピルアックですと言われれば、普通のコーヒーもすごくおいしく感じてしまいますよね。

コピルアクの値段で見分ける

本物のコピルアックの豆は100gで1万円位すると言われています。
もっと安い豆があったら、それは養殖ものではないかと疑った方がいいかと思います。

また、とあるコーヒー専門店の方に聞いたら、本物の野生のコピルアックはほとんどが欧米や日本に輸出され、バリ島内にはほとんど出回らないという事でした。

販売しているお店で見分ける

はっきり言って、スーパーやコンビニ、お土産物屋さんで売られているコピルアックは、あまり品質が良いものはないと思っています。

コーヒーの専門店やコーヒー豆問屋といった大きな専門店で購入されたほうが、より高品質なコピルアックが手に入ると思います。

また、キンタマーニからウブドにかけてコーヒー農園があり、ほとんどの所でコピルアックが売られています。
農園内では、実際ルアックが買われていて、糞の回収や焙煎を見ることもできます。
そのことから、コーヒー農園ならば間違いないと思われるかもしれませんが、100%信用するのはどうかと・・・

やはり、評判のいい、信頼できるお店や農園で購入されるのが一番でしょうね。

私たち素人が豆を見て本物、偽物を判断するのはまず不可能。やはり、信頼できるお店で買うのが一番だと思います。

コピルアクの問題点・闇

ルアックの写真

味についての闇・問題点

バリ島で入手できるコピルアクは、養殖物、飼育もので、本物の野生のものはないと言われています。
ただし養殖物でもルアックの糞からとっているのは間違いないので、偽物というわけではないでしょう。

しかし、ルアックに食べさせるだけで付加価値が付いて高額で取引される。
そのため、本来は二束三文のくず豆をルアックに食べさせ高額なコピルアックにさせる業者もいます。

もちろん、味は悪いです。
しかし、観光客の中に、その味の違いを指摘できる方はいません。

悪しき習慣ですが、まずいコピルアクを高額で売る業者もいることは事実です。

動物虐待の闇・問題点

コピルアックを取るためにたくさんのルアックが飼育されていますが、ほとんどが満足な環境で育てられていません。
狭いゲージの中に押し込められ、一生コーヒー豆しか与えられないルアックもたくさんいます。

本来、ルアックは雑食性です。
鶏や昆虫も食べているのですが、飼育されるルアックはほとんどコーヒー豆しか与えられません。

このような事から動物愛護の観点よりコピルアクに反対する人たちもたくさんいるんです。

以下はコピルアクに関する記事です。
時間があればぜひご一読ください
>>究極の高級コーヒーが動物虐待の源に?
>>高級コーヒー「コピルアク」の真実

以下のYouTube動画は2013年9月にイギリスBBCで放送されたコピルアク生産現場での動物虐待を訴えた番組。
この番組放送後、イギリスではコピルアックに対する反対運動がおこったそうです。

Our World Coffee's Cruel Secret – Kopi Luwak – civet cats – Indonesia
コピルアクの問題(BBC放送)

コーヒーはバリ島の主要な産業でもありますが、このような大きな問題もはらんでいることをご理解ください

コピルアク(ジャコウネココーヒー)とは

ドリップコーヒー

コピルアクとは、コーヒー豆を食べたルアックと呼ばれるイタチ科の動物の排泄物(フン)に混ざった未消化のコーヒー豆を採取し、焙煎したコーヒーの事です。

ルアックの糞に含まれるコーヒー豆

ルアックとはジャコウネコ科の動物でイタチのような姿をし、主にインドネシアからマレーシアの森に棲んでいます。

雑食性の動物ですが、森の中で成熟したコーヒーの実が大好物です。
ルアックに丸呑みされたコーヒーの実の果肉は体内で消化されますが、種はそのまま糞として排出されます。
この糞として排出されたコーヒーの種を採取し、洗浄、乾燥、焙煎したのがコピルアックになるのです。

コピルアクは汚い?

ルアックの糞とそこから採取したルアクコーヒー

ルアックの排泄物(フン)の中から採取されたコーヒー豆ということで、汚いのではないか?と思われるかもしれません。

しかし、採取されたコーヒー豆はきれいに洗浄され、天日干しをし、高温で焙煎されますので、汚いとかバイ菌が付着しているということはございません。
安心してお試しください。

コピルアクの起源はインドネシア

ルアックはインドネシアからマレーシアにかけて生息する動物ですが、コピルアックが取れるのはインドネシアのスマトラ島、ジャワ島、スラウェシ島そしてバリ島

森の中に落ちているルアックの糞に混ざったコーヒー豆を焙煎した飲んだらとてもおいしかった。
野生のルアックの糞なので数も少なく、採取も大変なのでとても希少価値が高く高値で取引されていた。
これがコピルアックの起源と思われます。

コピルアクの味

コピルアックは一般の豆に比べて、苦みが少なくとても芳醇な味がすると言われています。
また、ルアックの体内で果肉が消化されることにより、独特の香りが付くともいわれています。

とはいえ、素人の舌ではあまり明確にわかるといったものではございません。

コピルアクの値段

本物と言われる野生のルアックのフンから取れるコピルアックは100gで1万円以上はするといわれています。
これは、現地での価格ですので、日本に行くともっと値が上がるでしょう。

一方バリ島でお土産用に売られているコピルアックの値段はピンからキリまで。
100gで1000円程度のものもありますし、5000円くらいのものもあります。
基本的に値段が高いほど高品質と言われていますが、バリ島内には野生のものは出回っていないという説もあります。

コピルアクのおまじない

このコピルアックはコーヒーマニアの間では昔から有名でした。

コピルアクの名前が一般に広がったのは、映画「かもめ食堂」
コーヒーがおいしくなるおまじないとして「コピルアク」を唱えたことから一般にその名前が知れ渡るようになったそうです。

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コピルアック(ジャコウネココーヒー)は野生のルアックのフンから取れるとても貴重で高価なコーヒーの事なのです

コピルアクについてのまとめ

今回はジャコウネココーヒーとも言われるコピルアックの本物、偽物の見分け方や問題点について紹介しました。

もともとコピルアックとは野生のルアック(イタチ科の動物)が森の中で食べた完熟のコーヒー飲みが体内で消化され、分に混じった種(コーヒー豆)を採取したもの。
生産量も少なく、味も良い事から昔から幻のコーヒーとして高値で取引されてきました。

しかし、最近バリ島などでは養殖したルアックにコーヒー豆を食べさせて作るコピルアックがお土産用に売られています
養殖といえど、ルアックの分から採取しているので偽物とはいいがたいですが、中にはB級品のコーヒー豆を食べさせ、コピルアックとして販売している業者もいます。

もし、野生のルアックから取れたコピルアックが本物とするのなら、一般の方はバリ島ではほとんど手に入りません。逆に日本で探した方が入手できる可能性が高いです。

養殖物でも満足できるという事でしたら、なるべくコーヒー農園など生産者に近い場所で、それなりの価格のものを購入してください。

また、コピルアックには偽物問題の他に動物虐待の問題もありますので、その点もしっかりと考えたうえでコピルアックをお買い求めください。

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