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バリ島から日本人旅行者が減った3つの理由〜私的考察〜

バリ島から日本人旅行者が減った理由

先日のブログでも書いたとおり、2009年10月から日本人のバリに関する興味度が急降下し、それに前後してバリ島を訪れる日本人観光客が激減しております。
僕がよく見ているブログ(現代インドネシア事情)にもあるとおり、景気低迷による海外旅行者の現象という理由ではありません。海外旅行は、減っていないのです。しかし、なぜバリ島&インドネシアに来られる日本人の数が減少しているのでしょうか?
インドネシア全体での理由、傾向はよくわかりませんが(特にビジネスがらみはまったくわかりません)バリ島に観光で来られる日本人が減った理由を、自分なりに考察してみました。自分だけの考えですので、異論や間違いもあるかと思いますが、ご容赦願います。

JALの撤退

一番大きな理由と言われているのが、JALの撤退です。それまで、日本とバリ島を結ぶ直行便はJALとガルーダの2便がありましたが、JAL撤退によりガルーダ1便となりました。
それでも、SQやCIなど経由便があるのにと思いましたが、特に海外旅行に慣れていない方にとって「海外の航空会社の経由便」は、嫌う傾向があるそうです。言葉の不安、サービス・食事の不安、事故の不安、乗換空港での不安があるということです。
そのため、「バリ島までJALの直行便がない」ということは「バリ島に行けない」という事になるそうです。

邦人女性殺害事件の影響と、バリ島の危険度

昨年の9月に発生したバリ島クタでの邦人女性旅行者殺害事件は、日本の過剰とも言える報道のおかげで、完全に「バリ島=危険な場所」というイメージを植え付けました。特に、犯人が警察を名乗り、ホテルスタッフもその犯人をホテル内に入れて被害者女性にあわせてしまったという事が、女性旅行者にとってより恐怖心を煽るものだったと思います。
事実、その後「会社からバリ島渡航を禁じられた」「親からバリ島旅行をやめるよう説得された」「周囲の人から心配された」という話をかなり聞きました。また、そういう理由で渡航をキャンセルされた方もかなりの数に登っているようです。

また、それと相前後して「クタビーチのジゴロ」「ぼったくりショップ」「トランプ詐欺、パンク詐欺」など、バリ島のマイナスイメージが広く世間に知れ渡ったのも事実です。とくに、このようなマイナスイメージは、話が大きくなりますので、小さなエリアで起こった事件でもバリ島全体がそうであるかのように捉えられてしまいます。

日本人が海外旅行に求めているものが変わってきている

この理由が自分の中で最も大きいものだと思います。
現代の日本人旅行者が海外旅行に求めているものは「日本と同じかそれ以上の快適さ」と思います。

日本と同じように綺麗で、言葉が通じ、買い物ができ、行動ができ、宿泊ができ、
そして
日本にない景色や遊び、買い物、食事ができるところ
一番行きたいところではないのでしょうか?

しかし、バリ島は日本語はそんなに通じません。また買い物も値段交渉が必要で、気を抜くとぼられてしまうこともあります。清潔面、衛生面も世界で一番綺麗な国に住む日本人にとっては耐え難いものがあるでしょう。自然が多いバリですが、その分虫やトカゲもたくさんいます。それも耐えられませんね。

一昔まえの旅行者は、そういう不便なところ、マイナスなところも旅の楽しみとしておもしろがっていました。しかし、今の旅行者の大半はそういうマイナスなものは避けたい、プラスだけ欲しいという欲求が強くなっています。

「マイナスを避けたいのは当然だ」
そのとおりだと思います。しかし、そういうマイナス面を楽しみ、プラスに変えてしまうエネルギーがもう日本人にはないと思います。
高い値段を提示してくるおみやげ屋に対して、値段交渉をするエネルギー。
少しぐらい汚い店でも、平気で入っていくエネルギー。
不衛生な食べ物、飲み物を自分で取捨選択し、安全に旅を続けるエネルギー。
これらが、日本人にはなくなっていると思います。

すごく簡単にいうと「バリ島がディズニーランドだったらいいのになぁ」です。

先の邦人女性殺害事件の報道や、インターネットの発達による各種情報の収集などにより、以前日本人が持っていた「バリ島=楽園」イメージが壊れ、日本人のバリ島離れが加速したと思います。

今後バリ島に日本人を呼び戻す方策

難しいことですが、「日本人がイメージするバリ島を現実化し、日本人が安心して来られる観光地にする」か「バリ島のプラス面、マイナス面をしっかり伝え、それでもバリ島に魅力を感じる人だけに来てもらう」という相反する方策、どちらかの道を進まなくてはいけないような気がします。

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コメント

  1. めぐみ より:

    それは考えるまでもなく、後者でしょう。

  2. ヤッホー より:

    イメージだけなら・・・。今でも楽園?どこが?どんな風に?って聞きたいです。
    魅力が無くなったってのはどうでしょう。

  3. monbuu01 より:

    めぐみさん
    そうですね。そちらの道がいいと思います。

    やっほーさん
    旅行会社の作るイメージは楽園です。でも、楽園じゃないって言うのを多くの日本人が知りました。バリ島の本当の魅力をちゃんと伝える必要があると思います。

  4. マロン より:

    私もバリ島のある部分「イラッ」とさせられる面に目を背けながらも癒しの島だと、どこか美化させているところがありました。エネルギーは割とある方だと自分では思うのですが、それでも余りのアバウトさにガッカリしてしまいます。決して居心地が良いとばかりは言い切れないと思うのですが。

  5. monbuu01 より:

    マロンさん

    そうですね〜
    これまで、生活してきた環境。そこが一番居心地がいい環境だと思います。
    言葉の問題、生活習慣、考え方・・・
    日本以外の国に行けば、いろいろ違うことがたくさんあります。でも、そういうことを受け入れて生活していくことが、外国で生きることだと思います。

  6. マロン より:

    “郷に入れば郷に従え”は理解しているつもりです。
    しかし旅行会社のパンフレットだけを見ても実際聞くのと見るのでは大違いでした。現地の事を知っているスタッフもいませんし・・・(無知に近いです)
    それでも自分で色々とリサーチして1,2回目のバリは自分なりに楽しみましたよ。
    でもやはり「知ってしまった」のです。
    航空運賃(ガルーダのキャビンアテンダント、最悪です)&物価の高さ、現地の人から垣間見える本当の気持ち(一部の人だけかもしれませんけど)
    海も空もサンセットも想像していたものと違いました。きっと私は行くトコロを間違えたのでしょう。
    今でもバリは好きです。
    でもこのままゲストへのサービスなどを怠れば日本人観光客は確実に減少するでしょう。
    どう思われますか?

  7. monbuu01 より:

    う〜ん、なんとコメントを返せばいいのか、わかりませんが・・・・

    つまり、マロンさんが旅行社のパンフレットやガイドブックなどからイメージしていた、バリ島と、実際行ってみたら違っていた、と言うことですよね?

    ということは、バリ島が日本人の持つイメージに近づく努力をしなくてはいけない、ではなく、日本のパンフレットやガイドブックが、ちゃんとバリ島のことを伝えなくてはいけないのではないのでしょうか?

    ホテルやレストランのサービスが悪かったから、是正しなさいというのは、わかりますが、その考えをバリ島という人々が長年暮らしてきた土地全体に当てはめるのは、どうなんでしょうか?

    バリ島を日本人がイメージしている通りにしなさいと言うのは、傲慢だとお思いますよ。

    ありのままのバリ島を受け入れて、それでもバリ島が好きならば、またバリ島に行けばいいし、それがゆるせなければ、来なければいいのです。

  8. ハチハチ より:

    こんなんじゃ誰も行きたくないでしょう?
    騙し放題、事件あってもどの部署も放置。
    税関での事件は私の実談です。
    http://4travel.jp/overseas/area/asia/indonesia/bali/travelogue/10643966/

  9. monbuu01 より:

    ハチハチさん、こんにちは。

    フォートラベルの記事、以前に読ませていただきました。

    バリ島は日本とは違った場所です。

    日本人として許せないこともあるかもしれません、問題点もあるでしょうが私はそんなこともすべてひっくるめて、バリ島で生活しています。

  10. monbuu01 より:

    人間は、自分の常識にない事、予定外の事に出会うと驚き、パニックになります。これは、だれでも同じことと。

    そして、そのことに対し怒り、憎しみを持ち、自分の常識に当てはめようとする人と、あるがままを受け取り、そのことを楽しみ、そのことに対しうまく立ち回ろうとする2通りの人がいます。

    海外旅行、特に東南アジアの旅では、自分の常識にない事が多々ありますが、そのことに対し、怒り、憎しみを持ち、ストレスを感じる人は、あまり海外旅行に行くべきではないと思います。あるいは、自分の常識が通じるところに行けばいいんじゃないでしょうか?

    だって、常にストレスを抱えて旅をするより、笑いながら旅をしたほうがいいんじゃないでしょうか?

  11. ハチハチ より:

    税関職員の公務中に窃盗をされても受け入れられるような人はあなたくらいではないでしょうか?
    怒りの差こそあれ許されないことと考える人がほとんどだと思います。
    犯罪行為と異国間の常識のギャップを混同しないで欲しいです。

    神々ではなく上々の住む島(役人天国)
    癒しの島ではなく騙しの島(騙したもの勝ち)

    オランダ人のTV局員の実体験映像が物語っております。
    都合の悪い映像が出た時だけ改善をしたように装う行政とこの事実を一切ブログにも書かない観光業従事者、ホンマに不思議です。

  12. monbuu01 より:

    ハチハチさん、二重投稿になっていたので、一つ消しました

  13. monbuu01 より:

    ハチハチさん、どうも、私の文章が拙くてうまく伝わっていないようですね。

    もちろん、違法行為や、詐欺行為を受け入れるなんてことはしませんよ。そのような行為があれば、抗議をしますし、その前にそのような目に合わないように、注意をします。

    私が言いたかったのは、バリ島、インドネシアは日本とは違い、違法行為、詐欺行為がまかり通っている場所だが、それを承知の上でも、バリ島が好きだから、バリ島に住んでいる、という事ですよ。

    そりゃあ、バリ島から違法行為や詐欺行為が無くなれば、こんなうれしい事はありません。大統領も、州知事もインドネシア、バリ島をよりよくしようとしています。でも、一朝一夕にはできる事ではないですよね。

    バリ島の今をちゃんと理解して、それでもバリ島に行きたいという人がバリ島に来ればいいと思うんですし、私はそれでもバリ島に住み続けたいと思っているから住んでいるんです。

    それが、バリ島を受け入れるという事だと思うのですが、いかがでしょうか?

    自分の意に反したことがあった時、怒るんじゃなくて、どうしたらうまく立ち回れるかを考える。そんな事が必要じゃないんでしょうか?

  14. monbuu01 より:

    ハチハチさん、追記です。

    オランダ人の投稿映像ですが、アップされたとき、その話が、結構ツイッターやFBで流れましたよ〜。

    バリ島内では、結構話題になっていましたが、日本ではそれほど話題にはなっていなかったんですか?

  15. どあほう太郎 より:

    日本人どうのより、
    彼ら自身が、それが問題だ、
    今だにカーストによる教育、労働、分配、の差別。
    将来への希望も無い若い人達、
    プライドの無い拝金主義は、北京の物乞いの方がまだ救いようがあるな。

  16. monbuu01 より:

    どあほう太郎さん、こんにちは。
    そうですね、バリ島に住む人たちにも問題がありますよね。
    目先の事しか考えず、楽してお金を稼ぐことばかり考えている人が多いですよね。
    バリ島の観光の事を考えて、お客様を大切にする考えがないという事ですよね。
    結局、バリ島のイメージを悪くして、お客さんを減らして自分で自分の首を絞めているってことですね。
    困ったもんですね