こんにちは!バリ島ウブド在住のとりいです。
みなさん、ちょっと考えてください。
バリ島旅行は、いつがベストシーズンなんでしょうか?
もちろん、雨の心配がない乾季でしょう!
いやいや、乾季は観光客も増え混みあうから、雨季の方がいいんじゃないの?
季節だけじゃなく、飛行機やホテルの費用が安い時期も考えないと・・・
はい、そうですね。
バリ島には雨季と乾季があり、乾季の方が雨が少なく過ごしやすいです。
しかし、過ごしやすい乾季は世界中から観光客が集まりますよね。
そうなると、ホテルやレストラン、観光地は混雑します。
さらに、人気の時期は飛行機代・ホテル代も高くなるでしょう。
総合的にいつがベストシーズンか?
結論から言いますと、6月がベストシーズンと考えます。
その理由ですが
- 気候条件がいい
- インドネシア国内の祝日が少ない
- 欧米や日本からの観光客が少ない
このことにより6月は
- 雨も少なく、蒸し暑さがなく、屋外の観光、アクティビティが楽しめる
- 国内外の旅行者が少なく、レストランやホテル、観光地がすいている
- 飛行機代やホテル代、ツアー代が安くなる
と、まさにバリ島旅行6月最強となるわけですね。
ということで、今回はこのバリ島旅行6月最強説を検証してみたいと思います。
これからバリ島旅行を計画している方、特に初めてのバリ島を検討している方に参考になれば幸いです。
目次
6月は気候条件がいい
まず、6月のバリ島の気候などについて考えてみましょう。
6月は乾季で涼しい
ご承知の通り、バリ島の気候には雨季と乾季があります。
雨季は雨が多く、湿度も高くムシムシ、ジメジメしています。
一方乾季は湿度が低くカラッとした気候になります。
雨季と乾季の気温差はそれほどありませんが、湿度が違うので乾季の方が過ごしやすい日が多いです。
湿度が下がると、虫の発生も少なくなります。
特にデング熱の媒体となる蚊の発生は雨季より乾季の方が断然少なくなります。
一般的に雨季は10月から3月、乾季は4月から9月と言われています。
しかし、4月になったから急に湿度が下がるというわけではなく、徐々に雨の日が少なくなり、風もさわやかになってきます。
つまり、4月、5月は乾季と言ってもまだ雨季の影響が残り、本格的な乾季は6月からと言えます。
また、6月は太陽が最も北に傾く時期でもあります。
夏至はだいたい6月21日ごろ。
6月は太陽が最もバリ島から離れる時期なのです。
6月は日本との気温差が少ない
気温の事だけを考えたら、実は6月より7月、8月の方がいいかもしれません。
この図は、気象庁・世界の天候データツールから頂いた日本(東京)とバリ島(デンパサール)の月別平均最高気温(2017年度)データです。
バリ島の最高気温を見ると、7,8月が一番低いですね。
ただし、注目していただきたいのは日本との気温差です。
日本との気温差が一番少ないのは6月なんです。
気温差が少ないと何がいいのでしょうか?
それは体の負担が少ないのです。
寒い冬だと日本とバリ島の気温差は30度以上あります。
寒い日本から30度以上の気温差があるバリ島に来ると、体調が崩れてしまいます。
逆に夏(7~8月)は日本の方が気温が高いのです。
そうなると、バリ島から日本に帰ると、体がだるく感じるようになります。
しかし、6月は日本とバリ島の気温差が少ないので、体への負担も少ないのです。
6月は日本に接近する台風がほとんどない
気温差やバリ島の気温を見たら、6月だけではなく9月や10月もいいのではないか?
確かに気温だけ見るとそうですね。
ただし、9,10月には大きなリスクがあります。
それは
日本に台風が接近する確率が高い
日本に台風が接近すると、飛行機が遅延したり、空港が閉鎖になる事があります。
また、そこまで被害がなくても、日本付近の気流が不安定になり、飛行機が揺れる可能性も高くなります。
しかし、6月は台風が日本に接近する確率は低くなります。
このことからも6月の方がいいと言えると思います。
まとめますと、6月はバリ島旅行をするのに最適な気候条件の月であると言えます
6月はインドネシアの祝日が少ない
6月はインドネシアの祝日が少ないのです。
祝日が多いと、バリ島への国内旅行者が増えるのです。
2月はチャイニーズニューイヤー(中華新年)があり、中華系の方が大挙してバリ島に来られます。
3月はニュピというバリヒンドゥーの大きなお祭りがあり、この日は一日外出禁止となります。
4月は聖金曜日。
5月はメーデー、ワイサック(仏教大祭)、キリスト昇天祭と祝日目白押し。
8月はインドネシア独立記念日があります。
年末は、クリスマス~新年という事で、大型連休となります。
こう考えると6月は大きな宗教行事もなく、祝日・祭日もないので国内旅行者がバリ島に押し掛けるという事は少ないのです。
おっと!イスラム教のお祭りイドゥルフィットリ(断食明け大祭)がありましたね。
イドゥルフィットリのお祭りは2日間だけですが、多くのイスラム教徒は前後一週間はお休みを取り、国内旅行をします。
ですので、この時期はあまりバリ島に来ない方がいいでしょう。
イドゥルフィットリ、今年は6月5日、6日です。
おいおい、もろに6月じゃないか!
ご安心ください。
イスラム教は、ヒジュラ暦という1年が355日のカレンダーによって祝日が決まります。
ヒジュラ暦は西暦より10日短い。
つまり、イスラムの祝日は毎年10日ずつ早くなっていくのです。
イドゥルフィットリ、今年は6月ですが来年は5月末になります。
この先30年間はイドゥルフィットリが6月になる事はないのですよ。
まとめますと、6月はインドネシアの祝日が少ないので国内旅行者が少ない月と言えます
6月は欧米や日本からの観光客がまだ少ない
6月はインドネシア国内旅行者が少ないのですが、外国からの旅行者もまだ多くないのです。
こちらのグラフは、インドネシア共和国観光省公式ページから頂いた2017年のバリ島外国人観光客数です。
これでわかるように、6月は7,8月に比べまだ外国人旅行者の数は低い状態です。
外国人観光客が少なければ、
- ホテルの宿泊費が安くなる
- レストランやアクティビティの予約が取りやすい
- 道路や観光地が混みあわない
といった利点があります。
また、6月は日本人観光客の数も多くありません。
こちらのグラフもインドネシア共和国観光省公式ページから頂いた2017年のバリ島日本人観光客数です。
7,8,9月は観光客数がぐっと増えていますが、6月はまだ低い状態です。
日本からの観光客が少ないという事は
飛行機代が安く、予約が取りやすい
ということです。
まとめますと、6月は観光客が少ないのでホテル代や飛行機代が安い月と言えます
まとめ
今回は、バリ島旅行6月最強説を説明させていただきました。
6月は乾季本番なので気候がよく旅行するには最適なシーズンです。
インドネシアの祝祭日が少ない月なので国内旅行者も少なく観光地などの混雑も少ないです。
そして、日本をはじめ世界中の観光客数もそれほど多くないので、ホテル代や飛行機代も安い月です。
気候、混雑、価格の面から6月最強説を唱えさせていただいたのですが、この説には1点欠点があります。
それは・・・
日本の会社員は6月に長い休みが取れない!
という事です。
自営業やサービス業などで、休みの時期をシフトできる方や、休みが自由に取れる方には、6月バリ島旅行はいいのですが、会社員の方にはちょっと難しいですね。
これは・・・困った