
この記事はインドネシア・バリ島のe-VOA(電子観光ビザ・電子到着ビザ)の申請・取得方法を解説した記事です。
現在バリ島に観光目的で入国する場合は、必ずVOA(到着ビザ)と呼ばれる観光ビザを取得しなくてはいけません。
このVOAは到着した空港の窓口で簡単に取得できます。
しかし、観光客が多く窓口に行れるができることも珍しくありません。
そこで2022年11月9日よりこのVOAをオンラインで取得できるe-VOAという制度が始まりました。
今回は、この新しいe-VOAの取得方法について、詳細に解説。
e-VOAはネットにつながっているパソコンやスマートフォンで申請・取得できますが今回は利用される方が多いスマートフォンでの取得方法を紹介します。
e-VOAができても、従来通り空港の窓口でVOAを取得することはできます。
ただ、窓口はいつも混んでおり、VOAを取得し入国するのに時間がかかってしまいます。
なるべく早く入国手続きをすませ、スムーズに空港から出たいという方は、ぜひこの記事を読んでe-VOAを事前に取得してください。
e-VOA以外にもバリ島旅行で忘れてはいけないもの7つをまとめてみました。
旅行に行く前にチェックして忘れ物がないよ鵜にしましょう。
バリ島旅行で絶対に忘れてはいけない7つのアイテム
e-VOAの申請・取得手順
それでは、e-VOAの申請、取得手順について紹介します。
今回はスマートフォンを使った申請手順となりますが、パソコンでも同じ手順となります。
準備物
申請をする前に、必要な書類やデーターを準備しておきましょう。
以下のものを準備しておいてください。
- 顔写真(正面を向いた証明写真)
- パスポート(顔写真のあるデーター面)
- バリ島に到着する飛行機の便名
- 宿泊するホテルの住所
- クレジットカード
顔写真とパスポートの写真は、サイトからアップロードしますので、スマホ内に画像データーの形で保存してください。
顔写真のサイズは400×600ピクセルで、200KB以下のJPG,JPEG,PNGファイルのもの。
パスポート写真も200KB以下のJPG,JPEG,PNGファイルを用意。
パスポートはバリ島入国時に、パスポートの有効期限が6か月以上残っているものが必要。
もし、有効期限が6か月以上残っていない場合は、パスポートを更新してください。
新規アカウント登録
初めてe-VOAを取得される方は、アカウント登録から行います。
以前e-VOAを取得したことがある、もしくはすでにアカウント登録を済ませているという方は、この後の「アカウント登録済みの方」をご覧ください。
1.サイトへアクセス
以下のURLからe-VOA申請サイトMOLINAにアクセスしてください。
https://molina.imigrasi.go.id/

サイトのアクセスしたら、ずーっと下までスクロールして「Apply」というボタンをタップします。
2.ログイン画面

Login画面が開きますが、EmailやPasswordは入力せず、一番下にある「Register」をタップしてください。
3.アカウント登録画面
新規アカウント画面(Register)が開きますので、必要な情報を入力します。
長い画面ですので3分割で説明していきます。

氏名はパスポートに記載されている通りで入力します。
2020年までに作ったパスポートは氏名が名前・姓の順番で記載されていますが、2021年以降は姓・名前の順番になっています。
パスポートをよく見て、パスポート通りに入力しましょう。
性別はMALEが男性、FEMALEが女性です。
これもパスポート通りに
出生地はパスポートの本籍になります。
電話番号ですが、日本のもので構いません。
左側の選択画面からJapanを選び、右側に電話番号を入力します。
Photoの部分は、「Update」というボタンをタップし、顔写真のファイルを選択してください

パスポート番号は間違えないように
国籍はJapanになります。
パスポート発行日、有効期限も間違えないように!
発行日と有効期限を逆に入力するする人がいます。
パスポート発行場所もパスポートに書いてある通りに
「Upload」のボタンをクリックして、パスポート写真データーを選択します。

E-mailアドレスですが、このあと確認メールが送られてきますので、確実に受信できるアドレスにしましょう。
@docomo,@ez-web,@softbankといったキャリアメールは迷惑メールとして消去されてしまうので、G-Mailなどにした方がいいです。
パスワードは
・英数字で8文字以上
・大文字の英字を1文字以上含むこと
すべて入力したら「Submit」をタップします。

正しく申請ができたら、「Success」という表示がされ、登録したアドレスに登録確認メールが届きます。
4.メール確認

写真のようなメールが登録したアドレスに届いたら、「Active」というボタンをタップします。
これでアカウント登録は完了です。
自動的に、e-VOA申請画面に飛びます。
アカウント登録済みの方
過去e-VOAを取ったことがある、すでにアカウント登録を済ませてあるという方は、以下の手順でログインしてください。

以下のe-VOA申請サイトにアクセスする。
https://molina.imigrasi.go.id/
画面を一番下までスクロールして、「Apply」をタップ。

アカウントのE-mailアドレスとパスワードを入力する。
パスワードを忘れてしまったら「Forget Password」をタップして、再度パスワード設定を行う。
「Remenber me」と「私はロボットではありません」にチェックを入れて、「Submit」をタップする
これで、次のe-VOA申請画面にログインできます。
e-VOA申請画面
アカウント登録ができたら、こちらの申請画面でe-VOAを申請します。
この画面も長いので3分割して解説します。

VISA種類ですが、選択ボタンは一つしかありません。
「Visa on Arraival 30Days」を選択します。
渡航方法ですが「AIR」「SEA」「LAND」の中から選びます。
普通は飛行機で渡航しますから「AIR」を選択してください。
フライト番号とは「G0820」といった航空便番号です。
入国日は、飛行機が空港に到着する日になります。
もし、遅延して日にちが変わったら?なんて心配はしなくていいです。

滞在場所の種類ですが「HOME」「HOTEL」「VILLA」「APARTMENT」「OTHERS」の中から選択します。
一般的な旅行者なら「HOTEL」になります。
バンガローやゲストハウスも「HOTEL」です。
住所ですが、これはホテルの住所を入力します。
Adressの部分はホテル名と住所を入力。
州はBALIを選択。
県、郡、村も同様にホテル住所を選択していきます。
郵便番号と担当入国管理事務所は自動で出てくるので入力不可です。
ホテル住所ですが、ホテルのサイトを見ても村の名前や通り名などあまり詳しく載っていません。
そんな時ははAgodaのサイトが一番詳しく載っているので、そちらで確認してみましょう。

最後に注意事項などが載っていますので、一番下のチェック欄をタップしチェックを入れて、「Submit」をタップします。
これでe-VOAの申請は完了です
ビザ手数料の支払い
e-VOAの申請が終わったら、最後にビザ手数料支払い画面が表示されます。
手数料は一人Rp500.000で支払はクレジットカードとなります。
VISA,Masterが使えます。
JCBも使えるという話も聞きましたが、確認が取れておりません。
e-VOAの取得
申請がすべて終わると、VOAビザがダウンロードできるようになります。
ビザをプリントアウトして、入国時に空港の入国審査にパスポートと一緒に提出します。
この際、帰国便のチケットも調べられることがあるので、用意しておきましょう。
e-VOAを取得してから90日以内に入国しないと、そのe-VOAは無効となり、使えなくなります。
申請時に支払ったRp500.000の返金もありません。
e-VOAでできること
e-VOAといっても、空港窓口で取得するVOA(到着ビザ・観光ビザ)と何ら変わりがありません。
以下の内容となります。
- 滞在期限は30日間
- 30日以上滞在する場合は入国後延長申請を行うことで+30日間滞在ができる
- 入国目的は観光、商談等で就労は禁止
通常のVOAと変わらないものですので、e-VOAにしたからと言って、何か特になることはございません。
しかし、空港のVOA窓口に並ばなくて済むので、なるべく早く空港から出たいという方はe-VOAを取得しておくといいでしょう。
e-VOAについてよくある質問
Q.新規登録でE-mailアドレスを入力したらこのアドレスは使えないと表示されました。
A.そのアドレスで以前登録した方がいます。ほかのアドレスを使ってください。
Q.新規登録をしましたが、メールが届きません。
A.メールアドレスを間違えた可能性があります。またキャリアメール(@docomo,@ez-web,@softbankなど)はメールが届かないことがよくあるので、G-Mailなどを使うようにしましょう。
Q.今後、観光でバリ島に行く場合は必ずe-VOAを取らなくてはいけないのですか?
A.いいえ、e-VOAを取らなくても、空港のVOA取得窓口で取得すれば結構です。
Q.同伴の子供の申請はどうしたらいいのでしょうか?
A.子供でもVOAは必要です。アカウント申請からやってください。
Q.KITASを持っているのですが?
A.KITAS,KITAPをお持ちの方はe-VOAなどのビザは必要ありません。
Q.登録に使う顔写真はスマホで撮ったものでもよいでしょうか?
A.スマホで撮影されたものでも結構です。
ただし、無帽でサングラスなど顔が隠れるものは着用せず、顔がはっきりわかる正面から撮影したもの。
サイズは横400ピクセル×縦600ピクセルで200KB以下のものにしてください。