この記事は2024年2月14日より徴収が始まったバリ島観光税(入島税)の支払い方法について紹介した記事です。
観光税を支払わなくても罰則などはありませんが、バリ島の環境保全などに使われるので、なるべくこの記事を参考に支払いをするようにしましょう。
2024年2月14日からインドネシア・バリ島では外国人観光客に対し観光税を徴収しています。
この観光税は大人、子供の区別なく、1人Rp150.000(約1,500円)となっています。
ただし観光税を支払わなくても罰則はなく、また強制的に支払いを求めていないため、支払い場所や方法がよくわからないという方が多いです。
そこで、今回はバリ島観光税の支払い方法を紹介します。
この観光税はバリ島の美化や環境保全のために使われます。
いつまでもバリ島を訪れる人が安全で快適な滞在ができる環境を保持するために、ぜひこの記事を参考にバリ島観光税の支払いをお願いいたします。
2025年1月よりデンパサール空港での観光税支払い窓口の位置が変更になりました。
この記事では2025年1月18日現在の位置情報を載せております。
目次
デンパサール空港での支払い方法
バリ島のデンパサール空港に到着した時に空港内の特設ブースで支払いができます。
税関を通り、通路に沿って歩き銀行支店のあるエリアやリムジンタクシーのエリアを抜けると、広いスペースに出ます。
通路進行方向の右側にインフォメーションカウンターがあり、その隣が観光税支払い窓口です。
ちなみに、通路進行方向左側にはSIMカードの売店が並んでおります。
看板など出ていませんので、ご注意ください。
支払いは現金もしくはクレジットカードで行えます。
現金はインドネシアルピアのほか、日本円、米ドル、ユーロで支払い可能。
クレジットカードはVisa、Master、JCBが利用可能です。
Amexについては、未確認です。
支払いができると、レシート状の支払い証明書が発行されます。
この証明書はこの後チェックされる場合もありますので、帰国するまで大切に保管し、すぐに取り出せるようにしておいてください。
現在のところ、国内線ターミナルの観光税支払い窓口は確認されておりません。
ジャカルタ経由など国内線でバリ島に来られる方は、スマホアプリやパソコンでのオンライン支払を利用されたほうが良いでしょう。
スマホアプリを使った観光税支払い方法
スマホアプリを使った支払い方法を紹介します。
アプリは、Google PlayやApple Storeから無料でダウンロードでき、バリ島到着前に支払いできます。
支払いは渡航の2カ月前からできますが、渡航日の直前に行うのが良いでしょう。
アプリのダウンロード
以下のリンクボタンより、「Love Bali」というアプリをスマホにダウンロード&インストールしてください。
必要事項の入力
アプリのインストールが終了したら、アプリを立ち上げ、観光税支払いを行います。
アプリを立ち上げると、左のような画面が表示されます。
(アプリの更新により若干デザインが変わることもございます)
下に赤字で白抜き文字で「Pay Tourist Levy」と書かれたボタンがあるので、こちらをタップします。
観光税支払い画面が開きます。
最初に支払い方法(Choose Payment Method)を選択します。
支払い方法は4つほどありますが、外国人観光客でしたら、クレジットカード一択でよいと思います。
クレジットカードは、VISA,Master,JCB,Amexが使用できます。
銀行振り込みも可能ですが、インドネシアの銀行ですので手数料が4,000円近くかかってしまうため、お勧めできません。
Your Identity欄に個人情報を入力します。
名前はパスポートの表記通りに入力してください。
ここで入力したメールアドレスに後ほど観光税支払い証明書が届きますので、アドレスを間違えないように気を付けてください。
到着日はバリ島到着予定日を入力します。ディレイや欠航で到着日が変わってしまっても問題ありません。
すべて入力したら「Submit」をタップします。
入力項目の確認
入力した内容が表示されますので、間違いがないか確認してください。
この後、支払いをしてしまったら二度と修正はできませんので、間違いがないことを何度も確認し、間違いがなければ「Continue」をタップします。
「Cancel」をタップしたら、前の画面に戻ります。
クレジット支払い
クレジットカードデーター入力画面が表示されますので、カード番号やカードの有効期限を入力します。
Security Codeはカード裏面にある3桁の暗証番号(CVV)です。
入力後「Submit」をタップします。
クレジットカードの氏名と申請者名が違っていても問題ありません。
この画面が出たら、支払い成功です。
観光税支払い手続きは以上で終了です。
支払い証明書の受け取り
観光税の支払い手続きをしてしばらくたつと、このようなメールが登録したアドレスに届きます。
もし、いつまでたってもメールが届かなければ、迷惑メールフォルダなどを調べてください。
それでもなければ、メールアドレスを間違えたか、迷惑メールとされ消されたかと思います。
その場合は、メールの再発行はできませんので、最初からやり直してください。
メールの中にある「Download」というボタンをタップします。
こちらのような支払い証明書(Levy Voucher)がダウンロードされますので、スマホに保存しておいてください。
パソコンを使った観光税の支払い
スマホアプリが苦手な方は、パソコンを使い、Webサイトから支払いができます。
ただし、今後詐欺サイトや高額な手数料を要求する代行サイトが出てくると予想されます。
サイトURLは間違えず、またGoogleやYahooなどの検索エンジンの検索結果は鵜吞みにせずしっかりとアドレスを確認してください。
Love Baliサイトにアクセス
以下リンクからLove Baliサイトにアクセスします。
https://lovebali.baliprov.go.id/
このリンク以外からアクセスする場合は、サイトURLをしっかりと確認して間違いがないか注意してください。
サイトが開いたら、「Pay Tourist Levy」というボタンをクリックします。
項目の入力
観光税支払い項目を入力します。
支払い方法(Choose Payment Method)ですが、旅行者ならクレジットカード払い一択です。
VISA,Master,JCB,Amexが使えます。
名前、メールアドレス、パスポートナンバーは間違えないように入力してください。
バリ島到着日は2カ月先まで指定できますが、一週間程度先の日付にしておいた方が良いでしょう。
すべて入力したら「Submit」をクリックします。
入力内容の確認
入力した内容が表示されますので、間違いがないか確認してください。
この後、支払いをしてしまったら二度と修正はできませんので、間違いがないことを何度も確認し、間違いがなければ「Continue」をタップします。
「Cancel」をタップしたら、前の画面に戻ります。
クレジットカードでの支払い
カード情報入力画面が開きますので、カード番号やカード有効期限などを入力します。
SecurityCodeはカード裏面にある3桁の数字(CVV)です。
入力したら「Submit」をクリックします。
クレジットカードの支払いが完了すると、このような画面が表示されます。
この画面が表示されたら、観光税の支払いは完了です。
支払い証明書の受け取り
観光税支払い手続きが終わってしばらくしたら、登録したメールアドレスにメールが届きます。
観光税を確かに受け取ったというメールです。
「Download」というボタンをクリックします。
観光税支払い証明書(Levy Voucher)がダウンロードされますので、プリントアウトするかスマホなどのモバイル機器に保存し、バリ島渡航時にもっていってください。
支払いのチェック
バリ島内の以下の場所で、専門の職員が観光税支払いの抜き打ちチェックを行っています。
抜き打ちですので、全員をチェックしているわけではありません。
支払いの有無を聞かれたら、支払い証明書を提示してください。
プリントアウトしたものでも、スマホなどに保存した画像でもかまいません。
- ウルワツ寺院
- ティルタエンプル寺院
- タナロット寺院
もし、観光税を支払っていなければ、オンラインでの支払いをお願いされます。
その場でお金を徴収したり、拘束されることはありません。
また、出国時に支払い済みチェックをしたり、出国停止などの措置をすることもありません。
もし、観光税を支払っていなくても、旅行や帰国を制限したりすることは一切ありません。
よくある質問
Q.スマホやパソコンが使えません
A.デンパサール空港の到着ロビーで支払いができますので、そちらでお支払い願います。
Q.クレジットカードは使いたくありません
A.デンパサール空港の到着ロビーで現金での支払いができますので、そちらでお支払い願います。
Q.受け取った観光税支払い証明書は何に使いますか?
A.バリ島内の数か所で抜き打ちの支払いチェックがありますので、支払い済みか聞かれた場合は証明書を提示してください。
Q.いつまでたっても、メールが届かないのですが、どうしたらいいのでしょうか?
A.まず迷惑メールフォルダを見てください。その中にも内容ならメールアドレスを間違ったか、迷惑メールとして処理されたと思います。
メールの再発行はできないので、再度申請と支払いをしてください。
Q.名前やパスポート番号を間違えてしまったので修正方法を教えてください。
A.修正や再発行はできません。
Q.いつ頃支払い手続きをしたらいいのでしょうか?
A.到着日2カ月前から支払い手続きはできるようですが、旅行の取りやめや変更などがあるかもしれませんので、到着一週間前程度から手続きされた方がいいかと思います。
Q.旅行が中止になったのですが、オンラインで事前に支払った観光税は返金してもらえますか?
A.一度支払った観光税の返金はできません。
Q.名前は姓名の順?名姓の順?
A.パスポート通りに姓名の順で入力してください。もちろん、英語での入力になります。
Q.支払いをしていない人がたくさんいるのですが?
A.観光税の支払いは強制ではなく、支払わなかったからと言ってペナルティーなどはございません。観光税はバリ島の美化、観光保全に使われますので、ぜひご協力をお願いします
Q.空港窓口で支払ってくるのを忘れてしまいました。
A.スマホアプリやパソコンを使ってオンラインで支払ったらいいでしょう。帰国するまでに支払いをしていれば大丈夫です。
コメント
昨日はe-VOAについて教えて頂きありがとうございました。
年末に渡航しますが、観光税を空港での支払いを選んだ場合、どれくらい混雑しているのかが気にっています。年末年始は特に混みあうのか、平常時に何時間待ちなのか情報はお持ちですか?
観光税の空港窓口ですが、全く並んでおりません。
窓口で支払う人はほとんどおらず、払う方の多くは事前にネットで支払っているようです
ありがとうございます!
とても参考になります。
こちらのブログで色々な情報を仕入れています。
もう一つ教えていただきたいのですが、ヌサドゥアを拠点にクタなどの市街地へ出掛けたいのですが、行きはホテルからタクシーを手配してもらおうかと思っていますが、帰りはどうしよう、と考えています。かなり昔バリに行った際には余裕もあつて情報収集出来ていたのですが今は日々忙殺されており何も準備できていません。。教えて頂けると嬉しいです。
クタの街中なら、すぐに流しのタクシーが捕まります。いまは、Grabなどのオンラインタクシーが主流ですが、専用アプリなどが必要なので、難しければメータータクシーでいいかと思います。
タクシーを使う際、ホテルの名刺を持っていくといいです。名刺を出せば間違いなく、泊っているホテルに連れて行ってもらえます
度々ありがとうございます。
出発前に素敵なブログにたどり着き幸運でした。
今後も参考にさせていただきます。ありがとうございました。
ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします
先ほどYouTubeにコメントをした者です。
よろしくお願いいたします。
先日12/16月曜日の22:45あたりにングラライ国際空港の観光税カウンターの近くでの出来事です。
カウンターの裏の壁が取り壊されているような工事?みたいなことをやっていたので、気になってToriiさんにコメントをいたしました。
もしかして観光税廃止になるのかしら?なんて少し期待をしましたが、絶対そんなことは無いはずで…でもなんだか気になってしまいました。
カウンターが別の場所に移動するのか?それともオンライン一択になるのか?疑問です。
カウンター工事かな?の様子を撮影しました。
こちらに送信しても良いですか?
ここでは少しやめておいた方が良いでしょうか?
ご報告ありがとうございます
観光税の支払いに関しては、まだ正式な情報はございませんので、一民間人の私たちは「観光税支払いカウンターが機能していなかった」という情報は安易に流すべきではないと思いますので、写真はそのままお持ちください。
SNSで発信する場合も「工事をしていた」という事実だけで「観光税廃止か?」という憶測は発信しないほうが良いかと思います。
インドネシアの場合、なかなか政府情報の発信がされないので、どうしても憶測やうわさが先行してしまいます。十分お気を付けくださいませ。
Toriiさん、ご返信ありがとうございました。
私自身、安易な発信をしてしまったことを反省しており、今後気を付けていきたいと思いました。
きちんと受け止めていきたいと考えております。
ご回答に感謝いたします。
政府情報の発信が無いものに関して、憶測やうわさが先行してしまうのですね、とても勉強になりました!
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
いえいえ、大丈夫ですよ
ただ、最近うわさ話や誤解により、炎上することってよくありますので、情報の取り扱いには注意しましょう
でも、今回のように、観光税支払いブースが閉まっていたというのは事実ですので、このような事実情報は助かります
引き続きのご返信ありがとうございます。
Toriiさんのような方から、そのように言っていただき、私の方こそ嬉しいです!
思いきって勇気を出してコメントして良かったです!
しかし、やはり情報の取り扱いは十分に気を付けていきたいと思いました。
たくさんのことを教えてくださり、本当にありがとうございました。
インドネシアに行くためには、たくさんのお金を支払わなければならないので、私なんぞはインドネシアに行くために、ものすごく頑張って働かなければなりません。
航空券プラス、VISAやら観光税やら本当に痛い出費です。
次回は、叶わなかったウブドに絶対に行きたいと思います!
Toriiさんの動画のおかげでトランスメトロデワタに乗りまくることができるようになりましたから✨
これからもどうぞよろしくお願いいたします♪
ありがとうございました✨