トランスサルバギタの路線図と使い方【バリ島路線バス】

この記事はバリ島の路線バス・トランスサルバギタ(Trans Sarbagita)について、乗り方や路線図、料金など使い方について紹介した記事になります。
バリ島市内を安く移動したいという方は、ぜひお読みください。

トランスサルバギタはバリ州が運営するバリ島の公共路線バス。
2012年8月より運行されており、バトゥブラン～ヌサドゥア線をはじめ複数の路線がありました。
特に人気のバトゥブラン～ヌサドゥア線は空港乗り入れもしていたので、観光客もよく利用していました。

一時期はウブド方面など路線の拡張も計画されていましたが、徐々に利用客は減少。
2020年より国営の路線バス・トランスメトロデワタが運行されたのを機に空港乗り入れは中止。
そして2021年に運行が一時停止となったのです。

そのトランスサルバギタが、2022年より2路線で運行が再開。
空港乗り入れはしていませんが、デンパサール南西部をカバーし庶民や学生の足として活躍が期待されています。

この記事では運行再開したトランスサルバギタの路線図や時刻表、乗り方など使い方の紹介と国営路線バス・トランスメトロデワタトンの乗り継ぎについても紹介します。

観光客にはちょっと使いずらいトランスサルバギタですが、ヌサドゥアやジンバラン方面に行くには利用価値のある路線バスです。
機会があればぜひ一度使ってみてください。

路線バス以外のバリ島内移動手段については以下の記事で詳しく紹介しています。
バリ島のおすすめ移動手段は？

トランスサルバギタの路線図

トランスサルバギタは現在、ジンバランのGWK行の路線1(Koridor1)とヌサドゥア行の路線2(Koridor2)の2系統で運行しています。
どちらも始発はデンパサール市内のGORングラライという運動公園バスターミナルになります。

路線1 （Koridor1）

路線1はデンパサールのGORングラライからGWKカルチュアルパークまでの約31Kmを1時間30分で結ぶ路線です。

主な通過ポイントは
・GORングラライ
・セセタン通り
・バイパス・ングラライ
・ングラライ国際空港入り口
・ジンバラン
・ユダヤナ大学
・GWKカルチュアルパーク

路線2(Koridor2)

路線2はデンパサールのGORングラライからクタを通過してヌサドゥアまだ約35Kmを1時間半で結ぶ路線です。

主な通過地点は
・GORングラライ
・セセタン通り
・バイパス・ングラライ
・クタ・セントラルパーキング
・サンセットロード
・シンパンシュール・ルチ
・ジンバラン
・ヌサドゥア・セントラルパーキング

トランスサルバギタの時刻表

トランスサルバギタの時刻表は始発停留所の出発時間しか記載されておりません。
途中の停留所通過時間は発表されていないので、出発時間から計算してご利用ください。

路線１(Koridor1)時刻表

路線2(Koridor2)時刻表

トランスサルバギタの使い方

トランスサルバギタの運賃

運賃は2024年7月現在で1路線Rp3.500（35円）です。
路線内ならどこで乗っても、どこで降りても同じ料金になります。

運賃は、乗車すると車掌が集金に来ますので、現金で支払います。
チケットなどはありません。
また、乗降口にQRIS（QRコード）がありますので、Go-PayやOVO等キャッシュレス決済での支払いも可能です。

乗車方法

各停留所の通過時間は発表されていませんので、始発地点の出発時間から計算して、通過しそうな時間までにはバス停でバスを待ちましょう。

停留所でバスが来たら手を挙げるなど乗車アピールをしましょう。
乗車する人がいないと、バス停を通過してしまいますので、ちゃんとアピールしないと乗り過ごしてしまいます。

バスの乗降口は車両中央になります。
高床式のバスなので、停留所は高い台になっています。

乗車したら、車掌が来ますので料金を支払って降車するバス停を告げましょう。

降車方法

バスには降車ボタンはないので、降車するバス停が近づいたら、車掌に次で降りたい旨申告しましょう。

乗車する際に降車場所を告げておくのがいいでしょう。
降車バス停の名前がわからなければ、どこに行きたいと場所を説明してもいいです。

バスが停車して乗降口の扉が開いたら降車します。

路線間違えに注意

デンパサールのGORングラライからバイパスに出るまでは路線１，２とも同じルートを通ります。
そのため、間違えた路線に乗ってしまわないように、バスの行き先はしっかりと確認しましょう。

バスのフロントガラスには、行き先が表示されていますので、そちらを確認しましょう

• GWK：路線1のGWKカルチュアルパーク行
• Nusa Dua：路線2のヌサドゥア行
• Kota：路線１,２ともデンパサールGORングラライ行

空港乗り入れ

現在、トランスサルバギタは空港ターミナル内への乗り入れはしておりません。

空港手前のヒルトンホテル(Hirton Garden Inn Bali Ngurah Rai)前でUターンしてしまいます。
Uターン手前と、ヒルトンホテルを過ぎたところに停留所があります。

空港に行く場合は
・停留所から徒歩で空港にいく（約15~20分）
・空港乗り入れしている路線バス・トランスメトロデワタK2線を待って乗車する
という方法になります。

なお、路線1，路線2ともこの空港前停留所で停車します。

トランスメトロデワタとの乗り継ぎ

トランスサルバギータは国営の路線バス・メトロデワタと乗り継ぐことにより、行動範囲が格段に広がります。

トランスメトロデワタとは

トランスメトロデワタは2020年より運行開始した国営の路線バスです。
デンパサールを中心にK1～K5の5路線を運航中。
主にデンパサールより北西部のエリアをカバーし、タバナンやウブドまで路線が広がっています。

2024年07月現在運賃は一路線Rp4.400。
運賃の支払いは銀行発行のマネーカードもしくは、スマホ決済アプリ（OVO,Go-Pay,Shop-Payなど）で行い、現金支払いはできません。

トランスメトロデワタについては以下の記事で詳しく紹介しています。
バリ島の公共路線バス・トランスメトロデワタの使い方

トランスメトロデワタの路線

トランスメトロデワタは2022年7月現在以下5路線を運航しています。

• K1路線：セントラルパーキングクタ～ウブンバスターミナル～ムングィバスターミナル～タバナン
• K2路線：ウブンバスターミナル～GORングラライ～セントラルパーキングクタ～ングラライ国際空港
• K3路線：ウブンバスターミナル～デンパサール市内～サヌールマタハリビーチ～西ガトゥ
• K4路線：GORングラライ～ティティバンダ～バトゥブラン～スカワティ～ウブド
• K5路線：セントラルパーキングクタ～ジンバラン～ポリテクニク・ヌガリ～セントラルパーキングクタ～サヌール～ティティバンダ

トランスメトロデワタとの乗り継ぎポイント

以下のポイントでトランスサルバギタとトランスメトロデワタの乗り継ぎができます。
乗継をすることで行動範囲がぐっと広がります。

GORングラライ

• トランスサルバギータの第1路線、第2路線の始発バス停
• トランスメトロデワタのK2路線バス停
• トランスメトロデワタのK4路線の始発バス停

このGORングラライを中継ポイントにすることにより

• ウブンバスターミナル～GWKやヌサドゥア
• 空港やクタ～GWKやヌサドゥア
• ウブド～GWKやヌサドゥア

への移動が可能となります。

ングラライ国際空港

トランスサルバギタはングラライ国際空港に乗り入れすることはできませんが、空港手前の空港入り口バス停にはトランスメトロデワタK2路線のバスが止まります。

このバス停でトランスメトロデワタに乗り換えれば、空港ターミナルへの移動が可能です。

逆に空港ターミナルからトランスメトロデワタでこのバス停に移動し、トランスサルバギタに乗り換えれば、ヌサドゥア、ジンバラン方面への移動ができます。

トランスサルバギータのまとめ

トランスサルバギータは、バリ州が運営する公共路線バス。
以前は、ヌサドゥア～空港～バトゥブランと多くの路線がありましたが、乗客の減少とトランスメトロデワタという国政路線バスの開業で、デンパサール～ジンバラン～ヌサドゥアを結ぶ路線だけに縮小。

運賃は１路線Rp3,500（約35円）と格安。
時間はかかりますが、なるべく安い費用で移動したいという方にお勧めの交通機関です。

バスの乗降は中央の扉から。
乗車したら車掌が来るので、運賃を私行先を告げます。
運賃は現金もしくはQRコード決済となります。

GORングラライ・バスターミナルで国営トランスメトロデワタと接続していますので、両路線をうまく使って、バリ島内を安く移動しましょう。