
バリ島の空港から市内ホテルに移動したい。
空港送迎サービスは依頼していないのでタクシーを使いたい。
空港タクシーはボッタクリの噂を聞くので使うのが怖い
空港からホテルへの移動は空港送迎サービスを使うのが一番。
しかし、送迎サービスを予約していないとなると、空港タクシーという選択になります。
ただ、空港タクシーは、昔のボッタクリイメージがあり、使うのにちょっと躊躇しますよね。
以前とは違い、バリ島の空港タクシーも使いやすく、トラブルも減ってきました。
とはいえ、タクシーの使い方や金額相場を知っておいた方が安心ですよね。
そこで、実際にバリ島の空港まで行き空港タクシーについて調査してきました。
その内容を基に、今回は空港タクシーの使い方や料金体系について解説します。
空港送迎サービスを予約していない、荷物もありホテルまで歩いていくのは大変だ。
そんな方はぜひこの記事を読み、安心、安全に空港タクシーを使ってください。
ちなみに、空港タクシー以外の移動方法については以下の記事にまとめてありますので、他の方法を検討される方はご一読ください。
>>バリ島空港から市内ホテルまでの移動方法
空港以外の場所でのタクシーの利用方法、料金などについては以下記事をご覧ください。
>>バリ島でのタクシーの使い方
空港タクシーの使い方と料金についてYouTube動画でも解説しています。
目次
空港タクシーの基礎知識
まずは、バリ島空港タクシーの基礎知識を解説します。
空港タクシーの種類
一口に空港タクシーと言っても以下の4種類があります。
空港でお客さんを乗せることができるのは、許可されたタクシーだけ。
無許可でお客さんを乗せるとペナルティーを課せられるそうです。
- メータータクシー
空港乗り入れが許可された小型のタクシー - ミニバンタクシー
ミニバンタイプのタクシーで4~5人の乗車が可能 - リムジンタクシー
大型の高級車を使ったリッチなタクシー - Grab Taxi
スマホのアプリを使って配車するオンラインタクシー
タクシーは予約不要
一般的にタクシーは予約不要。
空港の専用窓口に行って、配車依頼をします。
ネットを使い予約を受けつているタクシーもありますが、ほとんどの方は予約なしで利用します。
街中のタクシーより高価
街中を走っているメータータクシーより空港タクシーはちょっと料金が高くなります。
これは、空港乗り入れ料金が加算されているから。
決して、ボッタクリという事ではないので、ご理解ください。
追加料金は不要
タクシーの料金は、距離・時間併用のメーターか行き先ごとに決まった定額料金のどちらか。
どちらにしても、決められた料金以外に追加料金は発生しません。
ドライバーによっては、空港乗り入れ料金や駐車料金の追加請求をすることがありますが、すべて料金に含まれているので支払う必要はありません。
ただし、海上高速を使った場合、この高速料金は請求されます。
高速料金はRp12,000(約100円)です。
チップは必要か?
チップはお礼、感謝の意味で渡すもの。
特別な事をしてくれたとか、迷惑をかけてしまったといった場合に払いましょう。
そうでなければ、払う必要はありません。
ただ、メータータクシーの場合ドライバーは釣銭を持っていないことがあります。
メータータクシーに乗る場合はRp5,000単位の細かいお金を用意しましょう。
また、Rp10,000以下の細かいお釣りはチップ代わりに受け取らないというのが慣例化しています。
空港タクシーの営業時間
お客さんの状況にもよりますが、だいたい朝07:00から、最終便到着までということです。
ただし、お客さんが少ないと早めにカウンターを締めてしまうことがありますので、バリ島到着が深夜12:00を超えるような場合は、空港送迎サービスを予約しておくことをおススメします。
空港タクシーの使い方と料金相場
それでは、4種類ある空港タクシーの使い方と料金相場について説明します。
今回ご紹介する料金は2020年2月現在の物です。
今後値上がりする可能性もありますので、ご了承ください。
メータータクシーの使い方と料金
空港乗り入れが許可された小型のタクシーで、距離時間併用のメーターでの料金請求となります。
小型車両ですので、大人で2~3名程度しか乗れません。
荷物が多いと2名でもきついかもしれないです。
利用方法
空港ビルを出て、立体駐車場に向かう途中に配車カウンターがあります。
ここで、配車依頼をし、行き先を告げタクシーチケットをもらいます。
すぐに担当ドライバーが来て、タクシーまで案内されます。
降車時にメーターに表示された費用を支払い、降車。
カードなどは使えず、現金のみとなります。

概略料金
料金は1KmあたりRp6,500(約50円)で、街中を走るタクシーと同じ額です。
ただし、最低料金が決まっており、どんなに近くてもその金額を請求されます。
最低料金は2020年2月現在でRp120,000となっています。
以下、行き先エリア別の概略料金となります。
Tuban,Kuta,Jimbaran(Intercontinental hotel) | Rp120,000(最低料金) |
Jimnaran(Ayana Resort,Four seasons) | Rp125,000 |
Nusa Dua(ゲート内) | Rp126,250 |
Tanjun Benoa,Sawangan(Hilton,Ritz-Carlton) | Rp146,000 |
Denpasar,Seminyak | Rp134,000 |
Sanur | Rp159,000 |
Ungasan | Rp175,750 |
Canggu | Rp232,500 |
Uluwatu | Rp228,750 |
UBUD Center | Rp305,000 |
Tegalalang,Payangan | Rp360,000 |
Candidasa | Rp490,000 |
Amed | Rp762,500 |
Lovina | Rp804,500 |
ミニバンタクシーの使い方と料金
4~5人乗りのミニバンを使ったタクシーで、グループでの利用におススメです。
最大定員は6名くらいですが、荷物がある場合は4名程度しか乗れません。
料金は行き先ごとに決まっている定額制です。
利用方法
空港ビルを出て、立体駐車場に向かう途中、メータータクシーのカウンターの向かい側に配車カウンターがあります。
ここで行き先を告げ、料金を支払いますが、現金のみです。
料金を支払ったらタクシーチケットが渡されます。
ドライバーが迎えに来ますので、その案内でタクシーに乗り込みます。
支払いは済んでいるので、目的地についたらそのまま降車してください。

料金
料金は行き先ごとに決まっている定額制です。
高速道路を使わなければ、それ以外の費用は掛かりません。
以下、行き先エリア別の料金となります。
Tuban,Kedoganan | Rp120,000 |
Kuta(Kuta Square),Jimbaran(Intercontinental Hotel) | Rp120,000 |
Legian,Seminyak,Jimbaran(Four seasons) | Rp150,000 |
Kerobokan,Umalas,Denpasar | Rp180,000 |
Sanur,Nusa Dua,Tanjung Benoa,Jimbaran(Ayana Resort) | Rp200,000 |
Ungasan,Sawangan(Hilton-Bali,Ritz-Carlton) | Rp235,000 |
Sukawati,Mengui,Ulwatu | Rp310,000 |
Tabanan,Gianyar,Ubud Center | Rp360,000 |
Tegalalang,Payangan | Rp450,000 |
Medewi,Negara,Singaraja,Lovina | Rp650,000 |
Gilimanuk,Amed | Rp850,000 |
リムジンタクシーの使い方と料金
4~5人乗りの大型車を使った高級タクシーです。
ファミリーや新婚旅行のカップルなどにおススメ。
料金は行き先ごとに決まっている定額制です。
利用方法
税関エリアを抜けて空港出口に向かうエリアに、リムジンタクシーのブースがあります。
ブースの前で客引きをしているのですぐにわかるでしょう。
現在、リムジンタクシーは2社あり、料金差もあるので、比較してもいいかもしれません。

有名なブルーバードタクシーグループのリムジンタクシーです。
トヨタイノーバという車を使っています。

こちらはトランスポートサービス社のリムジンタクシー。
車両は同じイノーバですが、大人数の場合、いすゞエルフといったマイクロバスも用意できるそうです。
料金
料金は行き先ごとに決まっている定額制です。
高速道路を使わなければ、それ以外の費用は掛かりません。
以下、行き先エリア別の料金となります。
細かい料金は教えてもらえませんでしたが、ブルーバードよりトランスポートサービス社の方が若干安いです。
行き先 | トランスポートサービス社 | ブルーバード社 |
クタエリア | Rp200,000 | Rp250,000 |
ウブドエリア | Rp400,000 | Rp450,000 |
グラブタクシーの使い方と料金
グラブタクシーは、スマホの専用アプリで配車するオンラインタクシーです。
以前は空港乗り入れが禁止されていましたが、現在では専用ラウンジも作り、乗り入れができるようになりました。
利用方法
スマホに専用アプリをダウンロードして、それを使って配車します。
配車時に、行き先も指示し、道順も自動で表示されるので、ドライバーに指示する必要もなく、便利です。
また、ドライバーの氏名や評価も出るので、安心感があります。
空港立体駐車場の一階に、専用のラウンジがあり、この前に配車されます。
電源もWifiもあるので、車が来るまでここで待つことができます。
担当スタッフもいて、車が来ると呼んでくれたりと、かなりサービスが良かったですよ。
グラブタクシーのラウンジについて以前動画で紹介しておりますので、ぜひこちらもご覧ください。
料金
アプリで配車予約をすると、料金が表示されます。
支払いは現金もしくはOVOというインドネシアの電子マネーで行います。
メータータクシーとほぼ同じ料金体系となっています。
空港タクシー利用の裏ワザ
空港タクシーは空港ターミナルから乗れて便利なんですが、乗り入れ料金がかかっているので、ちょっと割高になります。
そこで、乗り入れ料金がかからない裏ワザ的利用法をご紹介!
ただし、トラブルの可能性もあるので、ご注意ください。
空港敷地外でメータータクシーを拾う
空港ターミナルから歩いて空港敷地外に出て、メータータクシーを拾う方法です。
ターミナル出口から専用出口まで約5分、そこからタクシーが走っている大通りアで5分、合計約10分程度歩きます。
空港タクシーは、メーター料金ですが、最低料金が決まっています。
クタやトゥバンのホテルだと、最低料金以下で行けますので、空港タクシーは割高。
そんな場合は、この方法がいいかと思います。
ただし、大きな荷物があったり、お子様連れだとちょっと大変。
また、確実にタクシーが拾える保証はありません。
特に、深夜、早朝は避けた方がいいでしょう。
送客帰りのタクシーを拾う
空港にお客さんを乗せてきたタクシーを拾う方法です。
乗り入れ料金などはかからないので、街中のメーター料金プラスアルファで乗車できます。
以前はターミナル3階の出発フロアー車寄せで拾っている方が多くいました。
しかし、今は監視が厳しいので、空港出口ゲートに向かう構内道路で拾う方の方が多いようです。
ただし、本来許可車両以外のタクシーが空港内でお客さんを拾うのは、協定違反。
その為、係員に見つかるとペナルティーを受けるので、載せてくれないタクシーも多々あります。
見つかった場合、トラブルになる事も。
あまりおススメはできない方法です。
白タクは相手にしない方がいいです
立体駐車場には、旅行客相手のモグリのタクシーもいます。
以前は、ターミナル内でも客引きをしていましたが、現在は空港側が規制してほとんど見なくなりました。
旅行客に、メータータクシーより安くすると言って声をかけてきますが、100%メータータクシーより高いです。
また、チップや追加料金なども求められ、トラブルとなる事もよくあります。
この白タクだけは、避けるようにしましょう。
と、いう事で今回は、空港タクシーの使い方と料金を紹介しました。
最初に書いたように、空港からの移動は空港送迎サービスを使うおが一番です。
ただ、予約をしていないなどの理由で送迎サービスが使えない場合は、空港タクシーとなります。
以前は、ボッタクリなどでトラブルが多かった空港タクシーですが、最近はかなり改善されてきています。
ただ、中には追加料金やチップをねだるドライバーもいますが、断固として拒否するよう心がけましょう。