
この記事はバリ島デンパサール空港に乗り入れている公共路線バスのご紹介をした記事です。
バリ島の空港から市内まで、なるべくお金を掛けずに移動したい。
時間がかかってもいいから安く移動したい。
こんなお悩みにお答えします。
バリ島には鉄道がないので、空港から市内への移動はタクシーやホテルの送迎サービスを使うのが一般的です。
タクシーなどは便利で早いのですが、どうしても交通費がかさんでしまいます。
時間はかかってもいいから、なるべく安く移動したいという方。
バリ島の空港に乗り入れをしている公共路線バスを利用したら安く移動できます。
現在空港に乗り入れている公共路線バスはトランスメトロデワタというバスのみになります。
1路線だけですが20-30分に1本は空港から出てます。
路線を乗り継ぐことでクタ、タバナン、サヌール、ウブドといったエリアに移動が可能。
さらに2022年3月現在運賃は無料です。
今回は、公共路線バスを使って空港から各エリアに移動する方法などをご紹介します。
この記事を読んで頂ければ、空港から各エリアまで安く移動できる方法がわかります。交通費を抑えることにより、旅費の節約もでき、その分グルメや観光などをたっぷり楽しむことができます。
お金は使いたくないけど、旅行はたっぷり楽しみたいという欲張りな旅行者はぜひこの記事を参考にしてください。
今回は、公共路線バスによる移動方法をご紹介しますが、それ以外の移動方法について知りたい方は、ぜひ以下の記事もご覧ください。
バリ島空港から市内への移動方法
空港発の公共路線バスは何がある?
バリ島内には公共路線バスが何路線か走っていますが、現在空港に乗り入れている路線バスはトランスメトロデワタという路線バスのみになります。
トランスメトロデワタとは?

トランスメトロデワタとは、2020年からインドネシアの交通省が主体となってインドネシア国内数都市に導入した安価な路線バスシステムです。
バリ島には約110台のバスが導入され、現在5路線で運行をしています。
空港に乗り入れているのはKoridor2(K2路線)の一路線だけですが、ハブターミナルのウブンバスターミナルなどで路線の乗り換えをすることで各エリアに移動が可能です。
運賃は1路線Rp4.400(2022年10月30日より有料化)。
運賃の支払いは現金ではできず、銀行発行のマネーカードもしくはOVO,Go-Pay、Shop-Payといったスマホ決済アプリでの支払いとなります。
トランスサルバギタの空港線は廃止

以前はバリ島の空港公共バスと言えばブルーの車体のトランスサルバギタでした。
しかし、2021年末をもって、トランスサルバギタは空港乗り入れを中止しました。
現在はデンパサール市内とヌサドゥア、ジンバラン(GWK) を結ぶ2路線のみの運行となっており、空港入り口近くにバス停がありますが、空港ターミナル内には乗り入れておりません。
トランスサルバギタの詳細は以下記事をご覧ください。
トランスサルバギタの路線図と使い方
公共路線バスの使い方
空港に唯一乗り入れている公共路線バス・トランスメトロデワタの乗り方などを紹介します。
マネーカードもしくはスマホ決済アプリが必要
トランスメトロデワタの運賃は2022年10月31日より1路線Rp4.400となりました。
同一路線なら、どこから乗っても、どこで降りてもRp4.400です。
運賃の支払い方法は現金は不可。
銀行発行のマネーカードもしくはスマホ決済アプリが必要です。

マネーカードとは、Bank mandiri,BNI,BCAといった大手銀行が発行している電子マネーカードで、バスや電車、高速道路などの料金の支払い等ができます。
Bank Mandiri,BNI,BCAといった銀行支店の窓口で購入しましょう。
コンビニで購入したマネーカードがトランスメトロデワタで使えなかったという事例が見受けられます。
カードが古く、カードリーダーでうまく読み取れなかったようです。
できるだけ銀行窓口で最新のものを購入するようにしましょう。
このマネーカードがなくてもスマホ決済アプリでも支払いができます。
OVO、Go-Pay、Shop-Payといった決済アプリをスマホにインストール&課金しておき、運転席横に掲示してあるQRコードを読み込んで決済します。
バス停は国内線ターミナルのみ
トランスメトロデワタのバス停は、国内線ターミナルのピックアップゾーンにあります。

国内線ターミナル・ピックアップゾーンにタクシーカウンターがあり、この裏手にバス停があります。

バス停は以前はトランスサルバギタが使用していましたが、現在はトランスメトロデワタのバス停となっております。
標識や看板は出ていないので、見落とさないよう注意してください。
時刻表は?
トランスメトロデワタには、時刻表がありません。
だいたい20-30分ごとに来ますので、このバス停でのんびりとお待ちください。
運行時間は朝07:00ごろから夕方18:00ごろになります。
早朝や夜間は運行していません。
乗車方法
バス停付近で待っていれば、バスが停車します。
バスは前部から乗車し、運転席横にあるカードリーダーにマネーカードをタッチさせ運賃を支払います。

マネーカードを持っていないときは、スマホ決済アプリを使用します。
写真のカードリーダーの横に、QRコードが掲示してあります。
決済アプリ(OVO、Go-Pay,Shop-Payなど)を立ち上げ、アプリでそのQRコードを読み取り、決済します。
降車方法
車内ではバス停が近づくと、止まるバス停のアナウンスをします。
また、車内前方の電光掲示板にもバス停名が表示されます。

バスは全バス停にとまりますので、目的のバス停に止まったら、バス中央部の降車口に行きましょう。
ドライバーがドアを開けてくれますので、降車します。
トランスメトロデワタの利用方法については以下の記事にて詳しく解説していますので、参考にしてください。
バリ島公共路線バス・トランスメトロデワタの利用方法
公共路線バスの路線と乗り継ぎ案内
公共路線バス・トランスメトロデワタにはK1~K5の5路線があり、空港に乗り入れているのはK2路線。
デンパサール北部にあるウブンバスターミナルがハブターミナルで、路線を乗り継ぐことにより各エリアまで行くことができます。
各路線の行き先と、各エリアへ行く場合の乗り継ぎについてご紹介します。
各路線の紹介
トランスメトロデワタの路線図
K-1路線(Koridor1)
クタセントラルパーキングクタからターミナルウブンを中継してタバナン方面に行く路線です。
空港に乗り入れているK2路線はウブンバスターミナルまで行かないので、セントラルパーキングクタでこのK1路線に乗り換える必要があります。
K-2路線(Koridor2)
空港からセントラルパーキングクタを経由してデンパサール市内に行く路線です。
この路線はウブンバスターミナルにはいかないのでセントラルパーキングクタでK1路線に乗り換えが必要です。
K-3路線(Koridor3)
北クロボカンからウブンバスターミナルを経由し、デンパサール市内レノン地区を抜けてサヌールまで行く路線です。
レノン地区は入国管理事務所など官公庁施設が集まっている場所なので、ビザの更新など官公庁に用事があるときはこの路線を使うといいでしょう。
K-4路線(Koridor4)
ターミナルウブンからバイパス・ガトゥを通り、トパティ、バトゥブラン、スカワティを経由してウブドまで行く路線です。
ウブド方面に行くにはこの路線を使います。
K-5路線(Koridor5)
セントラルパーキングクタを出発しシンパンシュールチルからバイパスに出て、サヌールを通りトパティでバイパス・ガトゥに入り、ウブンバスターミナルまで行く最長路線です。
デンパサール市の外周を3/4程回ります。
クタからサヌール方面に行くにはちょっと遠回りになりますが、この路線を使うのがいいでしょう。
各エリアごとの乗り換え案内
空港から観光客が良くいくエリア別の乗り換え案内です。
クタ・レギャン方面
空港発のK2路線にのり、セントラルパーキングクタで下車します。
そこから路線はデンパサール市内方面に行ってしまうので、クタ中心部、レギャンは徒歩移動かGo-JekやGrab Taxiを使いましょう。
チャングー方面
チャングーまで行く路線はありません。
空港からK2路線でセントラルパーキングクタまで。
セントラルパーキングクタでK1路線に乗り換えウブンバスターミナルへ。
ウブンバスターミナルからK3路線で北クロボカン。
その先はタクシーやGrab Taxiで移動となります。
サヌール方面
空港からK2路線でセントラルパーキングクタへ。
セントラルパーキングクタでK5路線に乗り換え、そのままサヌール方面に行きます。
ウブンバスターミナルまで行き、K3路線でレノン地区を抜けてサヌールという方法もありますが、こちらは乗り換え回数が多く、時間がかかりそうです。
ウブド方面
空港からK2路線でセントラルパーキングクタへ。
セントラルパーキングクタでK1路線に乗り換えウブンバスターミナル下車。
ウブンバスターミナルからK4路線に乗り、バトゥブランやスカワティを通りウブドへ。
乗り換えも多く、空港から2時間くらい掛かります。
ヌサドゥア・ジンバラン方面
いったんトランスメトロデワタのK2路線で空港を出発し最初のバス停(HALTE PERUM KOMPLEK BURUNG UTARA)で下車。
同じバス停にトランサルバギタのヌサドゥア行が来るので、これに乗車して移動します。
トランスサルバギタの路線はヌサドゥア行とGWK行があります。
ヌサドゥア行は、バリコレクション正面の中央駐車場まで行きますが、GWK行はユダヤナ大学前を通りGWKカルチュアルパークに行くので、行き先を間違えないようにしましょう。
トランスサルバギタの路線図は以下記事をご覧ください。
トランスサルバギタの路線図と使い方
空港公共路線バスまとめ
バリ島に乗り入れている公共路線バス、以前はトランスサルバギタでしたがそちらは空港乗り入れ廃止となり、現在はトランスメトロデワタという路線バスのみになります。
トランスメトロデワタは、デンパサール市を中心に5路線を運航している公共路線バスです。
料金ですが2022年11月現在一路線Rp4.400となっています。
空港に乗り入れている路線はK2路線1本だけですが、ハブターミナルのウブンバスターミナルから路線を乗り継ぐことにより、クタ、サヌール、タバナン、デンパサール、ウブド方面に行くことが可能。
また、途中でトランスサルバギタに乗り換えればヌサドゥア、ジンバラン方面にも行くことができます。
トランスメトロデワタはRp4.400、トランスサルバギタもRp3.500と格安なので、交通費を節約したい旅行者におススメの移動方法です。