この記事はバリ島のエリア間を安く手軽に移動できるシャトルバスについて路線や利用方法、金額などについて解説したものです。
バリ島には、クタ、スミニャック、ヌサドゥア、ウブド、サヌールといくつもの観光エリアがあります。
このエリア間移動の方法ですが、タクシーかカーチャーターを使うのが一般的。
しかし、タクシーなどはちょっと料金が高いので、節約旅行者はもっと安い移動方法を求めています。
そんな方におススメできるのがシャトルバス。
シャトルバスとはエリア間を定期運航する乗り合いバス。
料金も安く、停車場所も少ないので移動時間も短くて済みます。
この記事では、なるべく交通費を安く抑えたいという節約旅行者向けにおススメのシャトルバスの路線や料金、利用方法をご紹介します。
シャトルバスはタクシーほど自由度はありませんが、うまく使えばリーズナブルなバリ島旅行を楽しむことができます。
交通費などはなるべく安く抑えて、美味しいものを食べたり楽しい経験をたっぷり積みましょう。
シャトルバスもいいけど、他の交通手段も押さえておきたい!という方は、以下の記事をご覧ください。バリ島の交通手段について解説しております。
>>バリ島おススメ交通手段
目次
シャトルバスについてサクッと説明
シャトルバスとは
シャトルバスとは、特定の目的地を利用するお客さんを効率的に運ぶ交通バスです。
一般的には、駅からイベント会場のように、2点間を結び往復輸送(ピストン輸送)をするバスというイメージが強いと思います。
しかし、複数の施設や主要交通機関などを循環するシャトルバスもあります。
特に、観光地などでは点在するショッピングセンターを結び、効率的にショッピングや観光ができる循環型シャトルバスが人気となっています。
シャトルバスの利点と欠点
シャトルバスの利点としては
- 料金が安価もしくは無料
- 移動経路、行き先は決まっている
- 安心、安全
シャトルバスの欠点は
- 各乗車時間が決まっているので自由度がない
- 他のお客さんも乗る乗り合い
- 車体が大きいので渋滞にはまりやすい
と、一長一短があります。
無料バスと有料バス
イベント会場と駅のように、特定のイベントなどのために運行されるシャトルバスは無料というものが多いです。
また、駅とホテル街、駅とショッピングセンターといった特定の商業施設にお客さんを運ぶシャトルバスも、ほとんどが無料ですよね。
一方、ショッピングモールや観光施設を循環するシャトルバスは、有料というものが多いですよね。
有料と言っても、ショッピングなどお金を使ってくれるお客さん目的のバスなので、料金はかなり抑えられています。
バリ島のシャトルバス事情
遠隔地移動によく利用されています
バリ島では、クタ、スミニャックなどの南部ビーチエリアとウブド、チャンディダサ、ロビナといった遠隔地を結ぶシャトルバスが古くから利用されていました。
バリ島内には、ベモというローカル向けの路線バスもあります。
しかし、時間や料金が適当で、お客さんが集まるまで出発しないとか、外国人には倍以上の料金を請求するといったトラブルが多発しています。
また、途中いくつもの街を通過し、大変時間がかかるため、旅行者には敬遠されています。
その為、外国人向けの遠隔地を結ぶシャトルバスは、特に節約旅行をする若い旅行者を中心によく利用されています。
シャトルバスの空港利用
残念ながら、既得権の関係で空港に乗り入れしているシャトルバスはありません。
空港から、もしくは空港までシャトルバスで移動するには、最寄りのバス停を使うことになります。
シャトルバスでの空港移動については以下の記事が詳しいので参考にしてください。
>>バリ島空港から市内移動の方法
バリ島のシャトルバスの種類
専門のシャトルバス便
常時シャトルバスを運行している専門の会社によるシャトルバス便。
発車時刻や料金もしっかり決まっており、かなり安心して使うことができます。
シャトルバス運行が本業ですので、どんな方でも利用ができます。
自社ツアー客向けシャトルバス
旅行会社が運営する、自社ツアー利用客専用のシャトルバス。
だいたいがツアーのオプション設定で、有料もしくは無料(ツアー費用に込み)で、利用できます。
ホテルの送迎シャトルバス
街の中心地まで離れているホテルなどが、宿泊者の利便のために、中心部まで送迎するシャトルバスです。
ほとんどが無料シャトルですが、運航スケジュールが決まっているので、行きだけ利用して、帰りはタクシー利用という事が多いようです。
現地旅行会社のシャトルバス
現地の旅行会社がツアーの一環として、シャトルバスを出していることもあります。
特に、空港から離れているウブドの旅行会社は、空港やクタまでのシャトルバスを出していますが、ほとんどは9人乗りのミニバンを使ったシャトルとなります。
観光施設のシャトルバス
郊外の観光施設やショッピングセンターなどが利用客のためのシャトルバスを出すこともあります。
ただし、施設利用客専用ですので、他の目的での利用はできません。
おススメのシャトルバス
最後に、バリ島内のおススメのシャトルバス便をご紹介します。
SMART Shuttle@UBUD
2023年9月23日よりトヨタモビリティ基金の協力で始まった、ウブドエリア内のシャトルサービス。
ウブド王宮やウブド市場を中心にウブドエリア内に十数か所設けられた停留所を専用アプリで指定し、停留所間を移動するサービスです。
使用する車両はEVカー(電動自動車)で、ミニバンタイプとワンボックスタイプがあり、最大5人の乗車が可能。
料金は2024年2月24日までは無料。
その後は、利用状況やお客様へのアンケートなどで決定するとのことです。
このSMART Shuttle@UBUDシャトルサービスの詳細は以下の記事をご覧ください。
バリ島ウブドシャトルサービスSMART Shuttle@UBUD
プラマシャトルバス
バリ島を中心としたインドネシア国内ツアーを手掛けるプラマ社(PRAMA)が運航しているシャトルバスです。
クタ、ウブド、ロビナ、トゥランベン、チャンディダサといったバリ島内の主要観光地を結ぶシャトルバスを運行しており、街ろ街を移動するのによいでしょう。
また、船舶も所有しているので、バスと船を乗り継いでロンボク島など他の島まで行くシャトルバスもあります。
シャトルバスの利用は、直接バスターミナルに行ってもいいのですが、満員で乗車できない事もあるので、事前予約をおススメします。
予約は以下の公式サイトから行ってください。
>>PRAMAシャトルバス公式サイト
プラマシャトルバスでクタからウブドに移動したときの動画がありますので、参考にしてください。
クラクラバス
クラクラバスは、JTB参加のシャトルバス会社で、主にクタ、スミニャックといった南部エリアの循環シャトルバスを運行しています。
南部エリアがメインですが、ヌサドゥア、ウルワツ、そしてウブドにまで行く便もありますので、ショッピングや街ブラ以外にも、ちょっとした観光旅行にも使えます。
車両は大型バスから小型マイクロバスまであり、どれも冷房並びにWifi完備でかなり快適に移動ができます。
ご利用に際しては、予約は不要という事ですが、ウブド行きの便のみ事前予約が必要という事です。
クラクラバスの詳細は以下のサイト(日本語)をご覧ください。
>>クラクラバス公式サイト
クラクラバスでウブドからデンパサール空港まで移動した体験動画をYouTubeにアップしてありますので、参考にしてください。
PERAMAシャトルバスやクラクラバスを使えば、クタからウブドまでの移動が簡単にできます。
詳しくは以下の記事内で解説していますので、シャトルバスを使いウブドまで行く予定のある方はぜひご覧ください。
>>クタからウブドの移動方法
MaiMaiシャトル
こちらは、HISのツアーご利用客専門のシャトルバスになります。
クタのビーチウォーク・ショッピングセンターを中心に、クタ、スミニャック、ヌサドゥア、ジンバラン、サヌール、ウブド方面に運行をしています。
利用料金は、無料となっていますが、ウブド線のみ有料です。
予約は不要ですが、サヌール線とウブド線は事前予約が必要です。
MaiMaiシャトルの詳細は以下のページをご覧ください。
>>【HIS】MaiMaiシャトル
バリ島のシャトルバスのまとめ
バリ島は、公共交通機関が未発達なので、島内の移動はタクシーが主なものになります。もちろん、タクシーは乗車運賃が必要。
交通費などを抑え、その分グルメなどの体験に回したいという方は、高額なタクシーは使わずシャトルバスを活用するのがおススメ。
バリ島には、施設やホテルの無料シャトルの他、旅行会社や専用の会社が出している有料シャトルバスが沢山あります。
中には、観光エリアを巡回する便利なシャトルバスもあります。
シャトルバスは安い反面、行き先やスケジュールが決まっているので、バスのスケジュールに合わせて行動しなくてはいけないという欠点もあります。
しかし、スケジュールをうまく考えれば、行動半径も広がり、安く快適な旅行を楽しめます。
次回のバリ島旅行では、タクシーだけでなく、シャトルバスもうまく利用してみましょう。